dagui0655のブログ

主にNBAで過小評価をされているスター選手、優秀なロールプレイヤーについて語っていきます

ダグイのNBA選手名鑑No.3 テリー・ロジアー

こんにちはダグイです!二回連続で過小評価されているオールスターについての記事を書いたので今回は優秀なロールプレイヤーについて書きたいと思います!

 

今回紹介する選手は現在シャーロット・ホーネッツでスターターを務めているテリー・ロジアー(PG)です!昨年オフシーズンにホーネッツと大型契約を結んで少し話題になりましたね。

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童顔とたくさんのタトゥーっていうギャップが好きです笑

テリー・ロジアーことテリー・ウィリアム・ロジアー3世は1994年3月アメリオハイオ州ヤングタウンという場所で生まれました。

 

シェーカー・ハイツ高校へ進学したロジアーは高校2年時には平均25.6点、6.5リバウンド、4.5アシスト、4.7スティールをマークするほどの優秀な選手となっていました。ロジアーが2年の2012年同校は21勝3敗を記録し、地域の大会では実に2002年以来となるカンファレンスセミファイナルにまで進出しました。また、当時のESPNUのトップ100プレイヤーのランキングでは74位にランクインしました。

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アメリカって高校からタトゥー入れられるんですかね笑

 


Terry Rozier Been NASTY Since High School!! Official Ballislife Mixtape!

高校時代のハイライトの動画もありました。高校からダンクってレベルが桁違いですね…。

 

高校卒業後はルイビル大学へ進学しました。1年時は37試合に出場し平均7.0点、3.1リバウンド、1.8アシスト、1.0スティールをマークしAACのオールルーキーチームに選出されました。2年時には3P成功率を大きく落としたものの平均17.1点、5.6リバウンド、3.0アシスト、2.0スティールと前年よりも成績をさらにアップさせ、オールACCセカンドチームにまで選出されました。そして2015年3月30日にロジアーは大学のチームメイトであるモントレズ・ハレルと共にその年のNBAドラフトにアーリーエントリーしました。

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1年生からすごい活躍していたみたいです

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ハレルとチームメイトだとは知りませんでした

その年の2015年のNBAドラフトでは1巡目16位でボストン・セルティックスから指名されました。ちなみにハレルは2巡目32位でヒューストン・ロケッツへ指名されました。

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ロジアーを含めて4人ルーキーを指名しました

このドラフトではカール=アンソニー・タウンズ、ディアンジェロラッセル、クリスタプス・ポルジンギス、デビン・ブッカーなどのオールスターを生み出しています。

 

NBA1年目は大学時代とは一転、NBAレベルでの対応に苦しみDリーグに送られるなど39試合の出場に留まり全く活躍ができませんでした。プレーオフではエイブリー・ブラッドリーの怪我の影響で出場機会を少し増やし、平均得点を4.8得点にまで伸ばしました。

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ルーキーイヤーは相当苦労したんですね……。

2年目(2016-2017年シーズン)はアイザイア・トーマスの控え選手として少しずつ出場機会を増やし、11月12日のペイサーズ戦では当時キャリアハイの11点を記録しました。17年3月20日シクサーズ戦では26分の出場で14点、10リバウンドのキャリア初のダブル・ダブルを記録しました。彼の身長は約185㎝とNBAではかなり低い部類なのでこのダブルダブルは本当に凄いです。

 

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彼の跳躍力は本当にえぐいです笑

3年目(2017-2018年シーズン)は80試合、内16試合を先発出場し、スタッツのほとんどでキャリアハイを更新しました(平均25.9分の出場で平均11.3点、2.9リバウンド、4.7リバウンド、1.0スティール)。昨シーズンに比べて出場時間がかなり増え、特にリバウンドの数値を大きく伸ばしました。

ロジアーは18年1月31日のニックス戦でキャリア初先発を務め、初先発で32分の出場で17点、11リバウンド、10アシストのキャリア初のトリプル・ダブルを達成しました。キャリア初のトリプルダブル達成は2013年11月13日にトニー・ローテンが達成して以来NBA史上2回目の出来事だそうです。2月3日のホークス戦では36分の出場で31点、 7リバウンドをマークし、セルティックスではケリー・オリニク以来となる最も若くして30点以上を記録した選手となりました(ロジアーは当時23歳)。このシーズンはエースのカイリー・アービングの欠場で出場機会を大幅に増やして活躍する場面もかなり多かったです。

この年のプレーオフでも全試合先発出場を果たしカンファレンスファイナルまで進出しましたがキャバリアーズの前で惜しくも敗れました。ジェイソン・テイタムの活躍が大きかったのですがロジアーも同じくらい活躍していました。エースのカイリーが離脱する中周囲の予想外の活躍をしていたと思います。

プレーオフのハイライトです↓


Terry Rozier Highlights 2018 NBA Playoffs

この時のロジアーは本当にかっこよかったです!

 

しかし翌年の18-19年シーズンはカイリーが復帰したこともあり昨シーズンよりも出場時間を減らされ、それに伴い成績も少しずつ落ちていきました。絶対的エースであるカイリーの復帰はロジアーにとってはかなり痛かったに違いありません。プレーオフでは更に出場時間を限定され、チームもカンファレンスセミファイナルで昨季のプレーオフで破ったバックスに完敗を喫しました。ロジアーも大した活躍が出来ませんでした。

その年のオフシーズン、ロジアーを多くの出場機会を求めてトレードを要求し、ケンバ・ウォーカーとのトレードでホーネッツへ移籍し、3年5800万ドルの契約に合意しました。

これはかなり悪いトレードと言われており、僕もロジアーは優秀なロールプレイヤーと思っているのですが流石に高すぎると感じてしまいました。エースのウォーカーを失ったホーネッツも来季は20勝にも届かないのではないかと噂されたほどです。

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ロジアーにとってもプレッシャーがあったかもしれないです

迎えた19-20年シーズンですが開幕10試合を4勝6敗と周囲の予想を少し覆し、若手のデボンテ・グラハムやマリック・モンクの活躍もあってホーネッツは一時期プレーオフ争いにも入っていました。しかしチームは後に連敗を繰り返し、現在は23勝42敗イースタン・カンファレンスで10位と完全に負け越しています。

ロジアーも出場した試合全てで先発出場をし、3月10日のホークス戦ではキャリハイの40点をマークしました(試合は惜しくも敗退)。全てのスタッツでキャリアハイを更新し、3P成功率は40.7%と高確率をマークしています。しかし、個人的には今季2年目のデボンテ・グラハムに話題を取られたような気がしてしまいます…。それに契約金に見合った活躍ができていないとの声もたまに聞きます。それでもロジアーは来季もホーネッツの主力としてプレーしているでしょう!今後に期待です!

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ロジアーと共にグラハムに対しても期待してます!

以上がテリー・ロジアーの現在に至るまでの経歴です。最後にプレースタイルを分析していきます。彼の通算成績は以下の通りです。

総出場試合数:335試合

平均出場時間:22.7分

平均得点:9.6点

平均リバウンド:3.7リバウンド

平均アシスト:2.7アシスト

平均スティール:0.8スティー

平均ブロック:0.2ブロック

FG成功率:39.4%

3P成功率:37.1%

FT成功率:81.3%

 

出場時間が少し短いので今まで紹介した選手の中では物足りないスタッツかもしれません。アシストは少し少ないですがリバウンドをかなりとっていることがわかります。スティールは平均1本を切っていますが身体能力が高い優秀なペリメーターディフェンダーだと思います。

気になるのがFG成功率を4割切っているところです。3P成功率は今シーズンは4割超え、通算でも4割に届こうとしていますが安定感に欠けるところがあります。ポジションはPGですがプレースタイルやスタッツを見てみるとPG、SGをこなすコンボガードのような印象を受けますが、SGをやるにはサイズが不足しておりPGとしてのスキルをもっと磨く必要があるように感じます。速いスピードと高い跳躍力で時折派手なプレーも見せますが今後は安定感のあるプレーが必要です。

個人的にはロジアーにファーストオプションを任せるのは物足りない気がします。どちらかというとエースを支えるロールプレイヤー、もしくはサードオプションが適任だと思います。

ロジアーはまだ若く、現在のチーム状況的に来季も出場機会をたくさんもらえると思うのでもっと上手くなると思います。実力以上の契約をもらっているとの声もありますが実力で周囲の評価を見返して、オールスター級の選手になってほしいです!

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ホーネッツではグラハムに次ぐ得点源として活躍しています

以上がテリー・ロジアーについての記事になります。次回の記事でお会いしましょう!

 

 

 

ダグイのNBA選手名鑑No.4 トレバー・アリーザ

こんにちはダグイです。今回はリーグ屈指の3&D選手であるトレバー・アリーザ(SF)について紹介します。アリーザはあまり目立つことはありませんがどこのチームも欲しがるような優秀な選手です。

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実はレイカーズで優勝を経験しています

トレバー・アリーザことトレバー・アンソニー・アリーザは1985年6月30日にアメリフロリダ州マイアミで生まれました。

アリーザはウェストチェスター・エンリチド・サイエンシズ・マグネッツという高校へ進学し(名前鬼長い笑)彼が在学している間同校は州の大会で32勝3敗という驚異的な記録を残しており、アメリカ全土の高校バスケチームの中では5位にランクインしていました。

1年時は平均12点、12リバウンドのダブル・ダブルをマークし、3年時にはチームリーダーとなり平均21点、14リバウンド、9アシスト、3スティール、3ブロックという驚異的な成績を残しています。

2001-2002年シーズンには後NBA入りするハッサン・アダムス、ボビー・ブラウンらと共にカリフォルニア州の選手権にも出場しており、Rivals.comからはアリーザは五つ星のプレイヤー、2003年時点で5番目のPF、州で18番目のプレイヤーとの評価を受けました。

この年にはカリフォルニア州のミスターバスケットボールに選出されています。

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3年時のスタッツ本当にえぐいですね……。

高校卒業後は名門UCLAへ進学し、1年時から25試合、内23試合で先発出場を果たし、平均31.6分の出場で平均11.6点、6.5リバウンド、2.1アシスト、チームハイの1.7スティールをマークし、パック10オール・フレッシュマンチームに選出されました。

1年時から主力として活躍したアリーザはその年の2004年のドラフトにアーリーエントリーをし、2巡目43位でニューヨーク・ニックスから指名されました。高校時代からスーパースター級の活躍をしていたのにもかかわらずなぜこんなにも順位が低いんですかね。

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19歳でデビューしニックスの歴史で史上最年少の選手となりました

1年目は80試合(12試合先発)に出場し、平均5.9点、3.0リバウンド、1.1アシストを記録しました。1年目にしてはまずまずの成績ではないでしょうか。またアリーザは1991-1992年シーズンのグレッグ・アンソニー以来となるルーキーで80試合以上に出場した選手となりました。

しかし翌年ニックスは1巡目30位でデビッド・リーを指名したためアリーザの出場時間は大幅に減らされ、このシーズンにアンファニー・ハーダウェイと共にスティーブ・フランシスのトレードでオーランド・マジックへ移籍しました。

移籍当初は出場機会に恵まれませんでしたがマジック2年目の2006-2007年シーズンは自己最高の平均8.9点、4.4リバウンドをマークしました。

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最初の3シーズンを2チームで過ごしたアリーザ

2007年にアリーザはブライアン・クックとモーリス・エバンスとのトレードでロサンゼルス・レイカーズへ移籍しました。2008年には右足を骨折して戦線離脱してしまいますがその年の対サンアントニオ・スパーズとのNBAカンファレンスファイナル2戦目で復帰し、出場後の最初の1分で得点を挙げました。復帰後で得点あげるのすごく速いですね(結局カンファレンスファイナルは敗退)。

2009年3月9日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦ではルディ・フェルナンデスにフレグラウンドファウルをして退場となりました。3月15日のシカゴ・ブルズ戦では先発で出場し、当時のキャリアハイである26点に加え、2リバウンド、3アシスト、3スティールをマークしました。

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レイカーズ移籍後に優秀な選手へと徐々に成長していきました

 

2008-2009年シーズンは出場した80試合のうち20試合で先発を務め、次第にレイカーズにとって重要な役割を果たすようになりました。特にディフェンス面での貢献度が高く、スティールはシーズンを通して137でチームハイをマークしました。

プレーオフでは全試合先発出場を果たし、変わらずディフェンスや3Pなどの地味なところでチームに貢献し、自身初、レイカーズとしては7年ぶりのNBA優勝を果たしました。

NBAファイナルでは当時マジックのSFであるヒド・ターコルーと激しいマッチアップを繰り広げ、ファイナル第5戦では激しい口論によってダブル・テクニカルファウルを取られました。

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当時23歳で早くも優勝を経験しました

 レイカーズで優勝を経験した後、アリーザはロン・アーテスト(現在はメッタ・ワールドピースへ改名)とのトレードでヒューストン・ロケッツへ移籍しました。ロケッツではレイカーズにいた頃よりも役割が増え、一時期はチームのリーディングスコアラーを担っていました。

4月15日のニューオーリンズ・ホーネッツ戦(現在のニューオーリンズペリカンズ)では26点、10リバウンド、10アシストのキャリア初のトリプルダブルをマークしました。このシーズンは71試合先発出場をし、平均出場時間は36.5分と大幅に増え、平均点は14.9点とキャリア初の平均二桁を超えました。

チームは大黒柱のヤオ・ミンを欠いたこともありプレーオフを逃してしまいましたがアリーザにとっては自己最高のシーズンを送ることができました。

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怪我で離脱したエースのマグレディから背番号1を譲られ活躍しました

ロケッツでは1シーズンだけ過ごし、翌年の2010-2011年シーズンには当時クリスポール率いるホーネッツへ移籍しました。このトレードにはエースであるポールが移籍をほのめかす発言をしており、チームはポールの移籍を阻止するためにアリーザを獲得してと言っても過言ではありませんでした。

ホーネッツでも先発SFを務め、シュートタッチにはやや波があったもののディフェンス面でチームに大きく貢献しました。2011年のプレーオフでは一回戦で古巣のレイカーズに2勝4敗で破れました。

プレーオフでは自己最長となる平均40分の出場時間で平均15.5点、6.5リバウンド、3.3アシスト、1.3スティールをマークしました。

翌年はポールの移籍が響き、チームは負け越しプレーオフも逃してしまいました。

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クリス・ポールと共にディフェンスでの貢献度が非常に高かったと思います

2012年6月20、アリーザはエメカ・オカフォーとのトレードでワシントン・ウィザーズへ移籍しました。ウィザーズ1年目はベンチからの出場が多くなり、成績を少し落としました。

2年目から先発に昇格し、2014年2月12日のロケッツ戦ではキャリアハイの10本の3Pを成功させて32点をマーク、3月1日のシクサーズ戦では8本の3Pを含む40点をマークするなど自身のキャリアハイを更新する活躍をしました。アリーザはウィザーズ2008年以来となる6シーズン振りのプレーオフ進出を決め、チームはカンファレンスセミファイナルで敗れました。

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ロケッツ、ホーネッツ時代とは一転ベンチからの出場が多くなりました

ウィザーズで1年過ごした後、ロケッツ、ウィザーズ、ホーネッツの三角トレードで2014年7月14日に古巣のロケッツへ移籍しチームと4年3200万ドルで契約しました。

ここまで6チームを渡り歩いたアリーザですが、どこのチームでもうまくフィットしているとことを見るとどこのチームも欲しがるような選手だとわかります。

 再びヒューストンへ戻ったアリーザは2018年までロケッツでシーズンを過ごしました。出場した試合全てで先発を務め、変わらず優秀な3&D選手として活躍しました。

2017-2018年シーズンでロケッツはNBAリーグ最高の勝率を残し、アリーザもマイク・ダントーニヘッドコーチ采配のオフェンスに上手くフィットしていました。

その年ロケッツはプレーオフカンファレンスファイナルでその年二連覇を達成したウォリアーズ相手に接戦の末破れました。アリーザはカンファレンスファイナル第7戦で9本の3P全てをミスし、ロケッツ全体でも27本の3Pをミスするというワースト記録を作ってしましました。

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キャリアの全盛期はロケッツで過ごしました。


Trevor Ariza Top 10 Plays from 2017-2018 NBA Season

そのオフシーズン、アリーザはフェニックス・サンズと1年1500万ドルの契約に合意しロケッツを去りました。ちなみに翌シーズンロケッツは開幕8試合で3勝5敗と大きく出遅れ、シーズンでも昨季の65勝から53勝と勝率を大きく落とし、これはアリーザ放出が一番大きい要因であると言われました。それほどロケッツにとっては重要な選手だったんですね。

2018年11月1日のスパーズ戦では14点を記録し生涯通算1万点を達成しました。

シーズン途中にケリー・ウーブレ・Jr.とのトレードで再びウィザーズへ復帰しました。

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サンズでは26試合の出場にとどまり、シーズンの途中にウィザーズへ移籍しました

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アリーザってどこのチームにもフィットしますよね


 2019年7月8日にアリーザはサクラメント・キングスと2年2500万ドルの契約を結びました。キングスでは同じSFのハリソン・バーンズと役割が被るため実に6シーズン振りのベンチからの出場となりました(キングス在籍中の32試合全てベンチ出場)。キングスでは出場時間が減ったこともあってかあまり目立つことがなかったように感じました。また、バーンズとも役割がかぶっていたのでなんでキングスにトレードされたのかよくわかりませんでした。

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ドレッドヘアがよく似合ってました

1月19日にケント・ベイズモア、アンソニー・トレバーとのトレードでケイレブ・スワニガンと共にポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍しました。ブレイザーズのウイングの補強のための移籍でした。

ブレイザーズ移籍後の21試合全てで先発出場を果たし、最初の5試合で平均11.4点、5.2リバウンド、1.8アシスト、1.8スティール、FG成功率53.5%、3P成功率42.1%をマークしチームの4連勝に貢献しました。チームは依然負け越しているもののアリーザ加入後は勝ち星を少しずつ増やしています。

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ブレイザーズの層の薄いウィングで貢献するアリーザ


Trevor Ariza Trucks Trae Young After Getting Nutmegged

トレイ・ヤングの股抜きドリブルに苛立ち突き飛ばした動画です。後に「2度とやるな」と注意したそうです。

 

以上がアリーザの現在までの経歴です。

最後にアリーザのプレースタイルを分析します。彼の通算スタッツは以下の通りです。

 

総出場試合数:875試合

平均出場時間:29.7分

平均得点:10.5点

平均リバウンド:4.8リバウンド

平均アシスト:2.2アシスト

平均スティール:1.5スティー

平均ブロック:0.3ブロック

FG成功率:42.3%

3P成功率:35.2%

FT成功率:73.2%

 

FG成功率がやや低いですが3Pを多用していることを考えるとそこまで悪くない数値です。スタッツはこれといって目を張るものがありませんがアリーザは数値に現れていない部分での貢献度が高いのでスタッツから彼の素晴らしさはあまりわからないと思います。

 

元々ディフェンス面においての貢献はかなり評価されており、毎試合相手エースとマッチアップをしています。また平均1.5スティールは中々高い数値だと思います。

 

キャリアで9チームでプレーしており、彼のプレーはそこまで派手ではありませんがどこのチームでもスターターを務められて安定したスタッツを残すのは本当に凄いことだと思います。特に今のNBAのプレースタイル的にアリーザのような3&D選手の需要はかなり高くなっているので今後このような選手がたくさん増えてくると考えられます。

 

アリーザはキャッチアンドシュートのシューターなので自らシュートクリエイションを作ることはできませんが今までジェームズ・ハーデンやCP3などの優秀なパサーとプレイしており、現在でもリラードとCJといったスペースを広げられてパスの上手い選手がいるのでその点に関してはあまり気にならないです。

 

そろそろキャリア終盤となったアリーザですが最後まで3Pとディフェンスで渋くチームに貢献してキャリアを終えて欲しいです。


Trevor Ariza's Top 10 Dunks Of His Career


Trevor Ariza (Season High 21 PTS) Highlights | Trail Blazers vs. Mavericks


Trevor Ariza Top 10 Plays from 2017-2018 NBA Season

ロケッツいた頃が一番好きでした。

 

今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!次回の記事でお会いしましょう!

 

 

 

 

ダグイのNBA選手名鑑No.2 ジェフ・ティーグ

こんにちはダグイです!今日も引き続き過小評価されているスター選手について書いていきます!

今日は現在アトランタ・ホークスでバックアップPGを務めているジェフ・ティーグについて紹介していきます!

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NBAの0番といえばティーグ!とはいかないですかね笑

ジェフ・ティーグは1988年6月10日にアメリインディアナ州インディアナポリスで生まれました。4つ下の弟のマーキス・ティーグも2012年のドラフトでシカゴ・ブルズに指名されてNBA選手となっています。

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マーキス・ティーグ(右)との兄弟対決

ティーグは地元のパイク高校へ進学し、当時はインディアナ州で有名なバスケット選手でした。 06-07年シーズンは平均22点、4アシストを記録しました。また、この年アメリカでガードとしては全体9位、総合で57位のプレイヤーとの評価を受けました。

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この頃は30番

高校卒業後はバスケットボールの名門ウェイクフォレスト大学へ進学しました。一年時から主力として活躍し、平均得点は同じ一年生のジェームズジョンソンにつぐ13.9得点をマークしていました。

 

2年時には同校ではクリス・ポール以来となるオール・アメリカンにも選出されました。他にもボブ・クージー賞、ジョン・ウッデン賞、オスカー・ロバートソン賞の最終候補にファイナリストにまで選ばれました(惜しくも全て落選)。

 

2年時のスタッツは平均18.8点、3.5アシスト、1.9スティールを記録し、3P成功率はなんと48.5%でした。ティーグは同校史上45人目となる通算1000得点以上を記録した選手にもなりました。2009年1月11日には名門ノースカロライナ大学相手にキャリアハイの34点をマークして勝利に貢献しました。

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当時はゲームメイクよりもスコアリングが得意なPGとしてモンタ・エリスと比較されていました

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鋭いドライブと正確な3Pが武器でディフェンスも非常に上手いとの評価をされていました

 

そして2年で2009年のNBAドラフトにアーリーエントリーし、1巡目19位でアトランタ・ホークスに指名されました。

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この時期のホークスは選手層がかなり厚くていいチームでした

2009年のドラフトではステフィン・カリー、ジェームズ・ハーデン、デマー・デローザン、ブレイク・グリフィン、ジュルー・ホリディなどのオールスターを生み出しました。優秀なロールプレイヤーもそれなりに輩出しています。

 

1年目は71試合に出場しました(うち3試合は先発出場)。しかし出場時間は平均10分だったため目立った活躍はできませんでした。当時はマイク・ビビーというベテランガードがいたためフロントは彼の下でティーグを時間をかけて育成しようとしていたのでしょうか。

 

ティーグは4月14日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で48分フル出場し24点、15アシスト、5リバウンドを記録しています。しかしその年のプレーオフでは出場機会を全く与えられず、チームはカンファレンスセミファイナルでオーランド・マジックに敗れました。

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最初のシーズンはティーグにとって我慢の年になりました

2年目の2010-2011年のシーズンはわずかながら出場時間と個人スタッツが上昇しました。その年のプレーオフ2回戦対シカゴ・ブルズ戦ではスターターのカーク・ハインリっクの膝の怪我の影響で6試合をスタメン起用されました。チームはブルズに負けはしたもののティーグはシーズンMVPを獲得したデリック・ローズを相手に一歩も引かず、3試合で21点超えをマーク、このシリーズでは平均38.1分出場し、平均14.8点、4.2アシストを記録しました。誰もティーグがこれほど活躍するとは思っていなかったでしょうね。それにしてもローズ相手にこの活躍はすごいですよね!

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負けはしたもののティーグにとっては良い経験を積めたに違いありません

3年目の2011-2012年シーズンは出場した66試合全てで先発起用され、個人スタッツも大きく伸ばしました。12月29日のクリーブランド・キャバリアーズ戦ではキャリアハイとなる27点をマークしました。この年合計スティール数(106)でリーグ8位、平均1.6スティールでリーグ10位にランクインしました。3年目で大きな成長を見せたティーグでしたがプレーオフは1回戦ではボストン・セルティックスに敗退しました。

 

以降はホークスの主力として活躍し、2014年4月8日には週刊最優秀選手に選ばれ、当時エースだったポール・ミルサップと共にチームを牽引しました(ちなみに2015年1月6日にも選出されています)。

 

そして2015年には自身初のオールスターのリザーブメンバーに選出されました。ちなみにチームメイトのミルサップ、アル・ホーフォード、カイル・コーバーもオールスターへ選出されました。1つのチームから4人選ばれるなんてことがあるんですね!また、この年はチーム史上最高の60勝に大きく貢献しました。

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当時のリザーブメンバーはこちら

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ティーグがオールスターに選出されたことってあまり知られてないような気がします

2015年には自身初となるカンファレスファイナルまでに進出しましたがレブロン率いるキャバリアーズに敗退してしまいました。

 

しかし翌年の2016年にはユタ・ジャズなどが絡んだ三角トレードでインディアナ・ペイサーズへトレードされてしまいます。約7シーズンホークスで中心選手として活躍していたのでかなりショックでした。ティーグは前々から故郷のインディアナでプレーすることが「夢」だったようで、自身にとってはそれがやっと叶ったということになります。

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ポール・ジョージとモンタ・エリスもおり強力な補強と言われていました

当時ホークスにはバックアップにデニス・シュルーダーがおり、フロントは彼の将来性に期待してトレードをしたのでしょうか。

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現在はOKCでシックスマンとして活躍しているシュルーダー

ペイサーズでは82試合全てで先発出場を果たしティーグ自身はホークス時代と変わらない活躍をしましたがチームはレギュラーシーズンを通して42勝40敗と成果が見られず、プレーオフでも一回戦でキャバリアーズにスウィープを喫しました。

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絶対ホークスいたほうがいいと思いました笑

 ペイサーズで成果を見せられなかったティーグはミネソタ・ティンバーウルブズへトレードされ、2017年7月1日にウルブズと3年5700万ドルの契約で合意しました。

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どうでもいいですけどウルブズのこのユニ結構好きです笑

ウルブズでも変わらず先発PGとして活躍をし、 17年10月31日のマイアミ・ヒート戦では23点、11アシスト、5リバウンド、自己最多の6スティールをマークし、ウルブズではケビン・ガーネット以来となる20点、10アシスト、6スティールを記録した選手となりました。ダブル・ダブルでしかも6スティールって結構えぐいスタッツですよね笑。

このシーズンはウルブズは47勝35敗でシーズンを終え、チームとしては2004年以来14シーズンぶりとなるプレーオフ進出を決めました。ジミー・バトラーやカールアンソニー・タウンズと共にティーグもチームに貢献しました。プレーオフでは当時勝率1位のヒューストン・ロケッツと対戦し1勝4敗であっさりと敗れてしまいました。

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ティーグも本領発揮とはいきませんでした

翌年も引き続きウルブズの先発ガードとしてプレーし、自己最多の平均8.2アシストをマークしましたがチームはプレーオフを逃し、ティーグも42試合の出場に留まりました。

 そして今年のシーズンははトレードデッドラインの前にアレン・クラブのトレードでチームメイトのトレビノン・グラハムと共に古巣のホークスへ戻りました。今までとは一転ベンチからの出場と役割が変わりましたがキャリア11年目のベテランとしてチームにとって良い影響をもたらしているのではないでしょうか。

しかし、ホークスは2年目のスーパースタートレイ・ヤングのバックアップとしてもっとしっかりとしたベテラン獲得に動いている噂もあり、来シーズンティーグは別のチームのユニフォームで開幕を迎えているかもしれません。

以上が現在に至るまでのジェフ・ティーグの経歴となります。

 

最後にジェフ・ティーグのプレースタイルを分析していきます。ティーグの通算個人スタッツは以下の通りです。

 

総出場試合数:771試合

平均出場時間:27.5分

平均得点:12.6点

平均アシスト:5.8アシスト

平均リバウンド:2.5リバウンド

平均スティール:1.2スティー

平均ブロック:0.3ブロック

FG成功率:44.5%

3P成功率:35.6%

FT成功率:84.2%

 

平均アシストを6本近くマークしていてPGとしてゲームメイクに優れていることがわかります。アシスト以外特筆すべきスタッツはないですがシュート成功率はそれなりに安定しています。

 

ティーグは飛び抜けて高いスタッツを記録しているわけではないですがPGとしての能力は極めて高く、運動能力に優れたスラッシャータイプの選手です。インサイドプレイヤーとのツーメンゲームを好み、ホークスではミルサップやホーフォード、ウルブズではタウンズとの連携プレイをよく目にしていました。

 

ディフェンスの意識も高く、キャリアで平均スティール1本以上をマークしています。2015年には平均1.7スティールでリーグ上位を記録しており能力の高さがわかります。

 

シュート成功率は全体で見るとそこそこ安定しているもののシーズンによって3P成功率のばらつきが見られるため3Pを得意としているわけではありません。近年はシュート成功率と得点のばらつきがよく見られる傾向にあります。下にハイライト集貼っておきます↓

 


Jeff Teague Hawks 2015 Season Highlights Part1

2015年のティーグのハイライト集です。アスレティック能力、ハンドリング能力にかなり優れていることがわかります。

 


2015.02.06 - Stephen Curry vs Jeff Teague Full Highlights - 49 Pts, 16 Assists Combined

カリー対ティーグの同期対決、2人とも一歩もひきませんね。見ていてとても楽しいです。


2018-19 Highlights | Jeff Teague

ウルブズ時代のハイライト集、ウルブズではロールプレイヤーとしてしっかり活躍していました。

 


Jeff Teague 2017-18 Mix

 

ウルブズ14シーズンぶりのプレーオフ進出に貢献した年のハイライト。

 

以上がジェフ・ティーグのプレースタイルおよびハイライトになります!個人的にはホークスにいた頃が一番活躍していたのかなと感じてしまいますが現在もベテランとして渋く貢献していると思います!

 

今シーズンのオフに再びホークスからトレードされるような気もしますが若手がたくさん集まっているチームのバックアップを努めればかなり良いと思います。ペリカンズとはどうでしょうか?同期のジュルー・ホリディもいますし。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!次回の記事でお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

ダグイのNBA選手名鑑No.1:クリス・ミドルトン

:こんにちはダグイです、今日から早速ダグイのNBA選手名鑑やっていきたいと思います!

 

記念すべき一番最初に紹介する選手はミルウォーキー・バックスの二番手エースであるクリス・ミドルトン(SG/SF) です!

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実は僕が一番好きな選手はミドルトンなんです!なので記念すべき最初の選手として彼を選びました。ちなみに何でミドルトンが好きかというと単純にプレーがカッコ良くて得点以外にもアシスト、リバウンドなど地味にオールラウンドに活躍できるからです。ディフェンスも悪くないですしね。

 

今年2度目のオールスターに選ばれましたが個人的にはもっと選ばれても良いほど価値の高い選手だと思っています。そもそもバックスのチーム状況は2年ほど前はそこまで良くはなかったので仕方のないことかもしれませんが。

 

今回は過小評価されがちなオールスタークリス・ミドルトンの生い立ち、大学での活躍、NBAでの経歴や現在に至るまでについて書いていきます。主にここ2年の活躍をチーム状況と共に焦点を当てていきます。

 

クリス・ミドルトンことジェームズ・クリスチャン・ミドルトンは1991年8月12日アメリサウスカロライナ州で父親のジェームズ、母親の二シェルの間に生まれました。彼には姉のブリトニーと従兄弟のジョシュ・パウエルがいて、パウエルは過去にレイカーズで2度NBAチャンピオンを経験しています。もう1人の従兄弟であるケニー・マニゴールトもウィチタ州立大学のバスケットボール選手でした。ミドルトンのバスケキャリアに大きな影響を与えていたと考えても良いでしょう。

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ジョシュ・パウエルは二回の優勝後は海外でプレーをしていました

 

いきなり飛んでしまいますがミドルトンはポーターゴードスクール(porter-gaud school)という高校へ進学、ジョシュ・ピアーソンヘッドコーチの下でプレーをし、高校2年次には平均12点、8リバウンドを記録しました。続く3年時には平均21点、8.6リバウンドとさらにスタッツを伸ばしサウスカロライナ州の最優秀選手にまで選出されました。2009年のマクダナルズ・オールアメリカンにもノミネートしましたが選出にはいたりませんでした。

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間違いなく同校史上最高の選手だったに違いないです

 

2009年ESPNはミドルトンを総合64位、スモールフォワードの中で最もシュートが優れているベストシューターとの評価をしました。このように高校時代から優秀な選手だったミドルトンにはミシガン大学、セントジョセフ大学、バージニア工科大学、テキサスA&M大学など様々な学校からバスケットボールの奨学金のオファーまでされましたが彼はその中からテキサスA&M大学への進学を決めました。ミドルトンはとりわけA&M大学の雰囲気、コーチングスタッフを気に入って入学を決めたそうです。

 

テキサスA&M大学では一年生から主力として活躍し、1、2年時にはNCAAトーナメントも経験しました。

 

一年生の時は平均7.2得点、3.7リバウンドで22試合先発出場。最後の5試合では平均13.6得点、FG53.5%、3P%54.5%、FT100%を記録。

二年生の時は平均14.4得点を記録しパシフィック12オールアメリカンのセカンドチームに選出。この時期はリバウンド、出場時間、スティール、3P成功率でチーム2位を記録。

三年生の時には平均13.2得点、5.0リバウンドを記録、パシフィック12オールアメリカンのオクラホマ大学戦で膝を故障し5試合欠場しましたが最後の7試合には出場して平均16.1得点、4.6リバウンド、FG44%、FT91%を記録。選手権トータルで19.5得点、4.5リバウンドを記録、テキサス大学戦では大学キャリア2度目となるダブルダブルを記録。

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見た感じ今とあまり変わってないですね笑

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やっぱりあまり変わらないなぁ笑

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プレーしていた時期は違いますがディアンドレ・ジョーダンもA&M大学出身です

このように一年時から活躍し、徐々に成長していったミドルトンは2012年のNBAドラフトにアーリーエントリーをして、2巡目39位でデトロイト・ピストンズに指名されました。当時1巡目9位でアンドレ・ドラモンドもピストンズに指名されました。

 

ちなみに2012年のドラフトではAD、ブラッドリー・ビール、アンドレ・ドラモンド、デイミアン・リラード、ドレイモンド・グリーン、そしてクリス・ミドルトンといった多くのスタープレイヤーを生み出した豊作のドラフトでした。でもまさかあのミドルトンが2巡目指名の選手だとは思ってもいませんでした。本当に驚きました。

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キム・イングリッシュ(24番)はNBAに定着できず海外リーグでプレーしてるそうです。

今でこそオールスターの仲間入りを果たしたミドルトンですが2巡目指名ということもありキャリア初期の方はだいぶ苦労していました。

 

ミドルトンは2012-2013シーズンにピストンズで背番号32でNBAデビューを飾りました。しかしミドルトンはピストンズでの一年目は27試合の出場にとどまり出場時間は約17分、平均得点はわずか6.1点という結果で終わってしまいます。2巡目の選手だったこともあってか出場機会はかなり限定的だった感じがします。またルーキーシーズンは数日NBAデベロップメントリーグにも送れられており苦労していました。翌年ミドルトンはブランドン・ジェニングスとのトレードでブランドン・ナイトと共にミルウォーキー・バックスへ移籍してしまいます。

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なんかこの時のペイサーズのユニなつい笑

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ミドルトンのレイアップ

 

ちなみにこの時期のピストンズは29勝53敗と低迷しておりミドルトンなどの若手をしっかり育成できればチーム状況も格段に良くなるはずでした。ここでトレードに出すのはやらかしたなと今は感じてしまいます。まあ運営陣でミドルトンがここまで良い選手になると予想した人は誰もいなかったんでしょうね。

 

一年目は出場機会が全然なかったミドルトンでしたが二年目のバックスでは一転全試合に出場、内44試合先発出場を果たしました。これによって平均得点は前年を上回る12.1得点を記録し、得点以外のスタッツでも向上を見せました。12月7日のワシントン・ウィザーズ戦では当時キャリアハイの29点を記録するなど徐々に成長の跡を見せていきました。

 

この年バックスは2019年シーズンにMVPを獲得したヤニス・アデトクンポをドラフトで獲得しておりチーム状況は最悪でしたが(このシーズンでは15勝67敗)才能のある若い選手達が集まっていました。ミドルトンもそのうちの1人として活躍していました。

 

当時バックスでは元名PGのジェイソン・キッドがヘッドコーチをやっていて、彼の指導がミドルトンにもたらしたものはとても多かったはずです。また、ミドルトンはディフェンスに難がある選手だったのですがキッドの指導の下ディフェンスも向上していきました。実際平均スティール数もそこそこ多いし穴になっているところも全くないですしね。

 

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何で背番号変えたんですかね?

 

2015年には自身初、バックスとしては5年ぶりとなるプレーオフ出場に貢献しました。ミドルトン個人としては全試合先発出場を果たし、平均15.8得点を記録したのですがFG成功率は4割を切り、3P成功率は32.4%とシュート成功率がシーズンよりも下がってしまいました。しかしFT成功率は9割を超えるなど随所でその才能を見せていました。そのオフシーズンの2015年7月1日ミドルトンはバックスと5年7000万ドルで再契約をしました。フロント陣から将来のコアの一角として期待されたんですね!ちなみにこのシーズンは出場時間が2852分でリーグ6位、平均36.1分で7位、FT成功率88.8%で8位を記録しています。

FT成功率の高さもすごいですが出場時間がかなり長いですね。何回も言いますが周りからかなり信頼されていたんですね。

 

2016年にはNBA3Pコンテストにも出場しました(これは2019年の3Pコンテスト)

 

2017年11月2日のシャーロット・ホーネッツ戦では破れはしたもののキャリアハイの43点を記録しました。その時の動画がこちら↓ 中国版ツイッターウェイボーから持ってきました。

https://weibo.com/tv/v/FtfVWlumn?fid=1034:0db5fba65e554ef709ee401dd811ce08

 

ミドルトンがすごいのはただ得点を取るだけでなくこの試合では5リバウンド、7アシストというオールラウンドなスタッツを残していること。さらにはこの試合はターンオーバーが0であること。40点以上0ターンオーバーを記録している選手は過去にミドルトンとラプターズのベテランガードであるカイル・ラウリーの2人しかいません。

どうですか?少しはミドルトンがどれだけすごい選手であるか少しは分かったはずです笑。

 

チームメイトのヤニスと共に成長していったミドルトンでしたがチームはプレーオフ一回戦の壁をなかなか破れずにいました。2018年のプレーオフでもボストン・セルティックス相手に3勝し、ミドルトン自身も平均24.7得点、5.1リバウンド、3.1アシスト、3P成功率はなんと61%と大活躍をしたのですが最後の最後で惜しくも破れてしまい、一回戦突破とはいきませんでした。

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一回戦でカイリー欠場してたけど見てて面白いシリーズでした!

2015,17,18年とずっとプレーオフ一回戦の壁を破れずにいたバックスでしたが2018-2019年シーズンは一転、前年を大きく上回る60勝22敗を記録し、これは1980-1981年以来となる好記録でした。シーズンMVPとなったヤニスの急成長やストレッチ5ブルック・ロペスの加入が大きな要因だと語る人がほとんどですがここで忘れてはならないのがもちろんキャリア初のオールスターに選出されたミドルトンの活躍です!

 

このシーズンでミドルトンの平均出場時間は31.1分で昨季より約5分も減っています。これは新ヘッドコーチマイク・ビューデンホルツァーの方針でもあり、ミドルトン以外の選手全員の出場時間もかなり短くなっており、主力のエリック・ブレッドソー、マルコム・ブログドン(今はペイサーズ)、ロペスの3人に至っては30分を切っています。そうやってみるとミドルトンの出場時間は比較的長いものしれません。ヘッドコーチからはヤニスと同じくらい信頼されているのでしょう。

 

と少し話が逸れてしまいましたがこの出場時間でも相変わらずシュート成功率は高く(若干落ちてましたが)平均リバウンド6.0と平均アシスト4.3は過去最高の数値でした。地味にダブルダブルを何回か記録してました。ミドルトンは得点に偏らずバランスの良いスタッツを残していますね。

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ダンクできて中外バランス良く点取れてしかも成功率も高い、結論最強。

 

 

そして自身初のオールスター選出。キャプテンのヤニスがリザーブとして一番最初に指名したのがミドルトンだったのです。約6シーズン一緒にプレーしていたこともあってかヤニスからの信頼は相当厚いんだろうなと感じました。中にはミドルトンが選ばれたのはチーム成績がよかったから仕方がなかっただとかオールスターはまぐれだったとか言っている人もいましたがそれは絶対にないと思います!とにかく過小評価しすぎです!彼はヤニスに次ぐバックスの大黒柱なのですから。

 

オールスターでは連続で3Pを決めていて試合をかなり盛り上げてくれました。しかしもうちょっと出場時間を与えてもよかったんじゃないかと個人的には思いました。

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レジェンドのノビツキーとハイタッチするミドルトン

リーグ最高勝率でプレーオフに出場し、一回戦でイースト8位のピストンズと対戦しました。この試合はバックスがスウィープでピストンズを下しミドルトンとしては自身初、チームとして18年ぶりとなる一回戦突破を果たしました。シリーズを通してとにかくヤニスが圧倒的支配力を見せつけていたことが強く印象に残っています。ミドルトンもゲーム1で14得点と少し出遅れたものの(それでも3P4/7で成功率57.1%)4試合トータルで平均19得点、5.5リバウンド、4.3アシストを記録し安定したシュートとオールラウンドなプレーでチームに貢献しました。

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バックス強すぎて震えました笑

二回戦では前年大激戦の末に敗れたセルティックスとの対戦でした。セルティックスもバックスと同様にインディアナ・ペイサーズをスウィープで下しており勢いに乗っていました。

 

昨年のリベンジを果たしたいバックスですがゲーム1を大差で落としてしまいます。ヤニスがセルティックスの硬いディフェンスによって完全に抑えられてしまったのが大きな要因でした。ミドルトンもダブルダブルを記録したのですが本来の力を出しきれずに終わった感がありました(それでも3P成功率3/4で75%、凄すぎ笑)。

 

しかしゲーム2では一転、所々ヤニスが抑えられるシーンもありながら約20点差でバックスが勝利しました。この試合でミドルトンは何と10本打ったうち7本もの3Pを沈めて28点、7リバウンドの大活躍で勝利に貢献しました。普段から安定してシュート成功率が高いミドルトンですがこの試合でのミドルトンは完全にキテましたね。入ると止まらないことを改めて感じました。初戦を黒星で終えてしまったバックスでしたがそれ以降は4連勝を飾ってカンファレスファイナル進出を決めました。このシリーズでミドルトンは平均19.2得点、6.4リバウンド、4.8アシストを記録しています。本当にバランスいいスタッツですね。

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ミドルトンはキャッチアンドシュートもできればドリブルから3Pも打ててバランスいいですよね

イースタンカンファレスファイナルではカンファレスセミファイナルでカワイ・レナードの奇跡的なブザービートフィラデルフィアシクサーズを破ったトロント・ラプターズとの対戦となりました。ラプターズは昨シーズンに大型補強をし(ミドルトンについての記事なので飛ばします!)、トレードデッドラインでもかなりいいトレードを行ったチームでした。

 

ここまでヤニスやミドルトンを中心に圧倒的な強さを見せつけたバックスでしたがここで歯車が狂ってしまします。

 

ゲーム1、2はホームで二連勝と波に乗っていたバックスでしたがそれ以降の試合を4連敗で落としてしまい、結局カンファレスファイナル敗退でプレーオフを終えてしまいました。勝負所でのフリースローを落としたり、ヤニスがファウルアウトになったりと経験不足がここにきて出てしまったという感じでした。個人的にバックスとウォリアーズがNBAファイナルで対戦して欲しかったのですごく残念でした。

 

ここまで活躍してきたミドルトンもカンファレスファイナルでは一転、終始安定感のないプレーで終わってしまいました。勝利したゲーム1、2でもそれぞれ11点、12点という別人のようなスタッツで終わっています(それでもゲーム2ではFG5/8で62.5%、3P2/3で66.7%)。ゲーム4で30点を記録しましたがゲーム3と5では一桁得点に終わっています(ゲーム5では6点しか取れませんでしたが10リバウンド、10アシストのダブルダブル)。結局このシリーズでは平均13.6得点、8.4リバウンド、4.1アシストと得点以外での貢献度は高かったのですがシュートタッチが安定しないままシリーズを終えてしまいました。試合を通してカワイ・レナードに全く歯が立たないシーンが数多くあり、自身初のカンファレスファイナル出場を果たしたものの無念のプレーオフになってしまった感じでした。

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シリーズを通してミドルトンはシュートが不調でした

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このシリーズのカワイは神ってました

プレーオフ15試合を通して(全試合先発出場)平均16.9得点、6.3リバウンド、4.4アシスト、FG成功率41.8%、3P成功率43.5%、FT成功率88.5%を記録しました。リバウンドやアシストのスタッツを大きく伸ばしましたが得点が昨シーズンのプレーオフに比べると約7.8点も落としてしまいました。

一回戦二回戦と安定したプレーを続けていましたがカンファレスファイナルでは別人のように調子を落とし、シュートスランプに苦しんでいました。2試合も一桁得点に終わるなど「らしくない」一面もありました。

 

このように悔しい形でシリーズを終えてしまいましたがミドルトンやバックスはこの年大きな躍進をすることができました。後は優勝だけですね。

 

そして19年のオフシーズンにミドルトンはバックスと5年1億7,800万ドルのマックス契約に合意しました。これはバックスがヤニスとミドルトンの2人を中心に優勝を狙いに行くということになります。一部の人はいくら何でもこの契約は高すぎると言っていましたがあれだけの活躍でマックス契約が高すぎるとは思えませんしむしろこれくらいの契約が妥当です。何度も言いますがミドルトンはそれほど価値の高い選手のです。

 

ミドルトンは19年の世界選手権のアメリカ代表にも選ばれていました。オールスターに引き続きアメリカ代表にも選ばれるなんて成長したな!と僕は本当に感動しました笑(上から目線でごめんなさい)。

 

当時のアメリカ代表にはスター選手がかなり少なく(ミドルトンはその中でも数少ないオールスター選手)優勝には届かないと思われていました。実際アメリカはフランスとセルビアに敗れ大会7位という屈辱的な結果で終わってしまいました。僕も本当にショックでアメリカ対フランスの試合は友達と一緒に見ていたのですがまじで勝って欲しかったです。しかしこの試合ではドノバン・ミッチェルをはじめとする若い選手が活躍していたのが印象的でした。

ミドルトンも安定したシュートでチームに貢献していましたがチームは勝つことができませんでした。しかし、自身にとっても貴重な経験ができたんではないでしょうか。

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7位に終わってしまったのは本当に残念、オリンピックにまた期待

続く2019-2020年シーズン、ミドルトンは開幕5試合で平均22.8得点を記録しシュートタッチがかなり良かったのです。しかし開幕11試合目のオクラホマシティ・サンダーとの試合で太腿の打撲で負傷退場を強いられてしまいます。幸い2週間後のアトランタ・ホークス戦で復帰し、12月2日のニューヨーク・ニックス戦から再び先発出場を果たしました。

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負傷退場したときはどうなるかと思いましたが早く復帰できてよかったです!

以降は昨シーズンを上回る活躍をし、ヤニスが数試合欠場した試合ではエース級の活躍で勝利に貢献しました。

ワシントン・ウィザーズ戦ではキャリアハイを大きく更新する51点、10リバウンドでチームの9連勝に大きく貢献しました。バックスで50点超えを達成した選手はミドルトンを含めて5人しかいません。50点でしかもダブルダブルって凄すぎます!


Middleton Drops CAREER-HIGH 51 PTS!

 

残念ながらチームはNBAが中断する直前に連敗を喫してしまったものの(それでも依然リーグ最高勝率)ミドルトン個人としては平均21.1得点、6.2リバウンド、4.1アシストと昨年よりもスタッツを更に伸ばし、中でもFG成功率49.9%、3P成功率41.8%、FT成功率90.8%とシュートタッチにはさらに磨きがかかりました。50-40-90clubも達成できていたかもしれません。

そして2年連続でオールスターのリザーブにも選出され、今季は実力で選ばれたことを証明しました(オールスターでは少し不調でしたが…)。成績次第ではオールNBAにも選ばれてもおかしくないと思います。

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ついにミドルトンもNBA最高の選手達とも肩を並べるようになりました

序盤戦は怪我で離脱するなど不安もありましたが昨年よりも一回り成長した姿を見せました。これからのミドルトンとバックスが楽しみだったのですが新型肺炎によってシーズンが中断してしまい、以降のプレーが見られなくなってしまいました。本当に残念です。

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ミドルトンはヤニスの最高の相棒でこのデュオも今や無類の強さを誇っています

以上が現在に至るまでのミドルトンの経歴です。バックスの生え抜きだと思っていたためルーキーシーズンをピストンズで過ごしていたのは意外でした。その後バックスでヤニスと共に成長していき2巡目指名の選手にも関わらず2年連続でオールスター、去年は世界選手権アメリカ代表にも選ばれたりとここに至るまでに相当な努力をしたことがわかります。本当にすごいですよね。尊敬します。

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どうでもいいけど白いハイソックス似合いますよね笑

長々と話してしまいましたが最後にミドルトンのプレースタイルを分析します。

ミドルトンのこれまでのNBA通算スタッツは以下の通りです。

合計出場試合数:510試合

平均出場時間:31.5分

平均得点:16.3得点

平均リバウンド:4.6リバウンド

平均アシスト:3.3アシスト

平均スティール:1.3スティー

平均ブロック:0.2ブロック

FG成功率:45.8%

3P成功率:39.2%

FT成功率:87.4%

 

これといってずば抜けたスタッツはないものの依然とシュート成功率はかなり高いことがわかります。特に3PとFT成功率の高さには驚きました。

 

意外なのはキャリアを通してブロックのスタッツが非常に低いことです。ポジション的にブロックのチャンスが少ないのが要因ですかね。その反面平均スティールは1本以上を記録しておりしっかりディフェンスができる選手であることがわかります。

 

ミドルトンがどのような選手かを具体的に表すと「中外どちらからも得点が取れるが特に3Pなどのアウトサイドシュートを得意とし、リバウンド能力やパス技術、ディフェンスにもそこそこ優れているバランスの良い選手」と言ったところでしょうか。キャリアで40得点、50得点を超えた試合がそれぞれ1試合あり爆発力も兼ね備えており、毎試合安定して得点を見込めるためチームの二番手としてはかなり計算のできる選手だと思います。また、キャッチアンドシュートとドリブルからのシュートどちらも得意としています(しかしピュアシューターというわけではないです)。勝負所にもまあまあ強いです。

 

しかし、シュートの安定性があるものの得点のばらつきが時々目立つことが欠点として挙げられます。バックスにおいてはヤニスという絶対的エースがいるのでそこまで問題は見られません。二番手エースとしては計算できますがチームのファーストオプションを任せるには少々役不足な感じもします。しかし19-20年シーズンではヤニスの欠場した数試合をエース級の活躍でチームを牽引していましたこともあり、主力選手として一皮剥けた感じもしました。

余談ですがミドルトンを3&Dと言っている人がたくさんいますがが今ではヤニスに次ぐエース、すなわちバックスのセカンドオプションという立ち位置が打倒であると思います。

 

↓ミドルトンのハイライト集貼っておきますね。ちなみに去年のシーズンのやつ。時折おしゃれなパスも披露しますよね。最高にかっこいいです。

 

Best of 2018-19: Khris Middleton

 

以上、今回は僕の一番大好きな選手のクリス・ミドルトンについてでした!本当にミドルトンはすごくいい選手なので個人的にはもっとみんなに知ってもらいたい選手です。今が丁度全盛期なのであと3、4回オールスターに出てヤニスと一緒にバックスで優勝してバックスでキャリアを終えてほしいです。

僕はミドルトンの22番が将来バックスの永久欠番になると信じています(ヤニスの34番と共に)。

最後まで読んでいただきありがとうございました!次回の記事でまたお会いしましょう!

 

 

ダグイ今日から投稿始めます!

みなさん初めましてダグイです!今日からはてなブログでの投稿を始めていきたいと思います!よろしくお願いします!

 

私ダグイは現在大学生で、趣味はNBAの試合を見ることです。ただ、本当に「にわか」です笑。いまだにトレードの仕組みやサラリーキャップの仕組みが全くといって良いほどわかりません泣。また、自分は英語が全く読めないので英語で書かれたNBAの記事を理解することができないのでこれを機に英語を勉強しようかと検討しています。大学入学後英語から逃げてしまったので……。しかしにわかでも本当にNBAは大好きなんです!スタープレイヤーのスーパープレイは何度見ても飽きないし気づいたらYouTubeでずっとハイライト集を見て1日が過ぎたなんてことはザラです笑。いつかアメリカ本場で生のNBAの試合を見にいきたいと考えるほど大好きです。

 

とにかく僕がどれだけNBAが好きであるかをわかっていただけたかと思います笑。

 

試合の動画を見ることも好きなのですがネットサーフィンでNBAの選手について調べることも同じくらい好きです。なので僕は暇さえあればGoogleで選手の経歴や個人スタッツについてよく調べています。僕はその過程であることに気づきましたそれは「知名度の低い選手についての書き込みが短すぎる」ことです。

 

例をあげるとNBAの歴史を変えたステフィンカリー。彼についてのウィキペディア内での情報はとても多くてその情報を読み終わるのに約20分ほどかかりました。生い立ちから優勝に至る経緯、大学のNBAでの個人スタッツもしっかり記録されていてかなり読み応えがありました。

 

それに対して、今季NBA No. 1の勝率を記録しているミルウォーキーバックスのセカンドユニットであるクリスミドルトン。彼は今年2度目のオールスターに選出されましたよね、しかしそれにもかかわらず彼に関する詳報が少なすぎる!実は僕が一番好きなNBA選手は彼なんですよね笑、だからこそこれはまずいと思ったわけですよ。

 

何が言いたいかというと選手によってそれに対する情報が多かったり少なかったりがウィキペディア内で顕著に現れているんですよね。僕はそれに関して納得がいかないのです。

 

正直レブロンやステフについては(勿論大好きだけど)そこまで大きな情報はいらないんですよね。てかNBAファンならみんな彼らに関する情報は知っているだろうし。そういったスーパースターについての情報ではなくNBAにおいて非常に重要な存在であるロールプレイヤーについての情報がたくさん欲しいんですよね、もしくはスター選手だけど過小評価されている選手についてとか。とにかく彼らに関する情報が少なすぎる。

 

なので私が優秀なロールプレイヤーや過小評価されているスタープレイヤーについての情報をたくさんまとめ、それをこのはてなブログで発信していければなと思っています!NBAには本当にたくさんの選手がいるけどしっかりと情報が多く発信されている選手はごくわずかなんです。僕がそのような問題を解決していきたいと思います。

 

というわけで僕がこのはてなブログで発信していく内容は主にこんな感じになります。

NBAのロールプレイヤーに関する情報

・過小評価されているスタープレイヤーに関する情報

・あの選手は今何をしているのか

名付けて「ダグイのNBA選手名鑑」。とにかくGoogleにあまり載っていない情報を主に取り上げていきたいと思います。

 

僕のいう情報というのはNBAの情報だけでなくプロ入りまでの経緯や大学ではどのような評価を受けていたのかなども取り上げていきたいと思います。これらの情報は本当にGoogleに載っていないことが多いのでかなり大変な作業にはなると思いますが頑張っていきたいと思います!